品質・設備
QUALITY・FACILITIES

品質

衛生に対する取り組みについて

養豚業を営むにあたって最も気をつけなければならない問題の一つに病気の問題があります。豚が健康にすくすく育つためには衛生的な管理が必要です。特に疾病の予防は気をつけなければいけません。

オールイン・オールアウトの飼育システム


有限会社マルミファームでは飼育システムに『オールイン・オールアウト』という方式を取り入れています。
これは豚舎・豚室毎に豚を一斉に入れ、そこの豚が全て移動または出荷された後、豚舎・豚室を洗浄・消毒・乾燥させ次の豚を導入するシステムです。
このシステムを採用することで同じ豚舎内の豚の日齢が近くなり、免疫の安定化が図れ、疾病の水平感染のリスクを減らすことができます。
例えるならば、1年生から6年生までが同じ教室で過ごしていると6年生が風邪をひいていると1年生にまで感染してしまいます。しかし、学年毎に教室が分かれていれば6年生の風邪が1年生にうつるリスクを減らすことができます。

豚舎の洗浄・消毒と乾燥


オールアウトによって豚舎・豚室が空いたら高圧洗浄機で汚れを全て洗い流し、前にいた豚の糞や埃に次に入る豚が接触しない様にします。
洗浄が終わったら一旦乾燥させ、発泡剤を混ぜた消毒剤で消毒します。発泡消毒は消毒剤をかけた場所が判りやすく、泡がしばらく残り、薬液の感さ時間が長くなるのでより有効です。また、消毒後も次の豚が入るまではなるべく長い乾燥期間をとり細菌やウイルスを死滅させます。

農場防疫について

マルミファームでは外部からの病原体の持ち込みにも特に気をつけています。
外部からの飼料や資材の納品車両は農場手前の消毒設備で消毒した後場内に入ってもらいます。また、部外者の場内の入場にも制限を設け、見学等で豚舎内に入る必要がある時は前日近隣で宿泊して貰い、当日はシャワーを浴びて弊社の衣服に着替えてから入場していただいています。

出荷専用豚舎の設置


マルミファームには出荷をする豚を係留しておく専用の豚舎があります。この豚舎の役割は、外部から豚を取りに来る車両からの病原体が持ち込まれるリスクを最小限にすることです。また、係留中の豚にシャワーをかけ豚体の汚れを落とすことで屠畜場や食肉センターにより清潔な豚を持ち込むことができます。

獣医師資格について

獣医師が常駐しています


マルミファームでは代表取締役社長が獣医師資格を持っており、日々豚の健康管理に気をつけています。
養豚場での疾病対策は治療よりも予防を重要視します。豚が病気になってしまうと発育が遅れ、飼料効率が悪くなり経済的損失が大きくなります。ですから飼育環境を適切に整え、適切なワクチンプログラムを立てて日々疾病予防に努めています。

設備

リキッドフィーディングシステムについて

システムの紹介


リキッドフィーディングとは飼料を液体で溶かし給餌する事です。人間の食事に例えるならば「お粥」や「流動食」といったところでしょうか。この給餌方法はヨーロッパで技術が発達し、コンピュータを使った給餌システムが構築されています。マルミファームではこのシステムをドイツWEDA社から導入しました。コンピュータ管理されたこのシステムでは、従来の給餌システムでは難しかったよりきめ細かな給餌が可能となります。

給餌はコンピュータで管理します。
どこの豚舎のどこの豚房に何頭の豚がいるかを日々管理し、豚の成長に合わせて自動的に餌の種類を変えたり、給餌量を増やすことが出来ます。
一日の必要給餌量を計算し、10~12回に分けて給餌します。

コンピューター制御で決まった時間に給餌します。

貯蔵サイロの様子

HACCP認証農場になりました


令和3年3月に「農場HACCP認証農場」になりました。

農場HACCPとは
HACCPはHazard Analysis Critical Control Pointの頭文字をとったもので危害要因分析(HA)必須管理点(CCP)といわれるものです。農場HACCPは農場の飼養衛生管理にHACCPの考え方をとり入れて、生産される畜産物の安全性の確保および生産性の向上を図るためのものです。危害要因の分析・評価(HA)を行い、個々の農場の状況に応じた一般的衛生管理プログラムや必須管理点(CCP)を決め、適切な飼養衛生管理に取組むことにより最終的な製品の危害汚染を防止しようとするものです。

公益社団法人 中央畜産会衛生指導部(農場HACCP認証協議会事務局)HPより

有限会社マルミファーム

〒444-0125
愛知県額田郡幸田町大字逆川字奥88

0564-62-6210

FAX:0564-62-6202

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